cloud×cloud【完】




一度目に斬り裂いた感触も、何もかもが消えないうちに再びその感触が私を襲ってくる。





だけど。







「…な」





まだ全てを振り切らないうちに私は地面へと尻餅をついた。






「……左、之さっん」





そう、左之さんが私を突き飛ばした。

私と伊東さんの間に入って。




その代わりと言うか、伊東さんは白く光るそれに突き刺された。











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