cloud×cloud【完】





油小路の十字路に伊東さんの死体を放置したところ、思惑通りに御陵衛士たちはやってきた。




先ほどと同じように私は左之さんの隣に位置している。



こことちょうど対角の場所に永倉さんは配置している。






「何かあったら呼べよ。守ってやるから」



「…はい」





なんて心強いのだろう


そう思ったけれど、どこか複雑に感じた。



私を守ることによって左之さんが思い通りに動けないと嫌だし、私を守るために死なれては元も子もない。












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