cloud×cloud【完】




不思議だ。


桜との距離を詰めようと辺りを警戒しながら歩みを進めていた。



なのに、誰も御陵衛士である俺を襲ってこない。



みんなそんなに勝負に集中しているのか、と周りを見ると、ふとあることに気づいた。





これは活路なのだと。


きっと左之さんと新八っつあんが開けてくれた俺への活路。



桜が俺を呼ぶことによって、俺は桜のほうへと向かう、そして俺は誘導されてるってことか。











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