cloud×cloud【完】



「見ー垣さん。」



ふと後ろから聞き慣れた声が聞こえた。



そう、私が大の苦手とするあの人の声が。



私は恐る恐る振り向いた。



そこには私をいじめるグループのリーダー
今岡 零がいた。



私は持っていたカバンをその場に落としてしまった。



「何の…用ですか?」



足が…震える。



「学校じゃないと強気なんだね。

私、一人だけだからなのかな?」



今岡さんが見せる笑顔はあまりにも不気味で、背中に悪寒が走る。












< 8 / 478 >

この作品をシェア

pagetop