cloud×cloud【完】



とにかく俺は提灯に灯りを灯した。


ほら桜、これでもう怖くないだろ?



さあ斎藤に俺らのラブラブっぷりを見せつけてやろうぜっ!!


俺はパッと隣の桜を見た。
















……。










「…なんでてめえが俺と手えつないでんだよ、斎藤!!!!」




桜と繋いでいるはずの左手は、

斎藤の手をガッチリと握っていた。











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