cloud×cloud【完】
「…うぅっ…」
その部屋の中央にひとりの女性がいた。
足は………ある!!
私はそのことにホッとし、その女性に近づいた。
「どうかしましたか?」
その女の人はゆっくりと顔をあげた。
「…だ…れ?」
その女性の顔は泣いたせいなのか…
お世辞でもあまり可愛いとは言えない。
「通りすがりの者です。」
私はそう言うと、
座り込む女性の目線に合わせようと思い
その場にしゃがんだ。