たった一言が言えなくて。




『もうお前と居るの疲れた。別れよう。』


そうやって、あなたからメールが来たのは突然のことだった。
あたしは一瞬なんのことだかわからなくて、でも何回も何回もその短い文章を読んでやっと理解した。


でも、なんでいきなりこんなことを言われたのかわからない。昨日まで普通にしていて、今日の朝だって普通だった。
なのに、なんで?


「いきなりなんで?あたしはまだ好きだよ」



思ったことをそのまま伝えた。別れたくない。あたしはあなたが全てなんだ。はじめてのデートもキスもエッチも全部あなただから捧げられた。
永遠だって、幸せな未来だってあなたとなら信じられた。
〔俺を信じてついてこい〕そお言ったあなたを信じて今までついてきたんだよ。
別れたくないよ。
でも、彼からのメールは、


『お前のわがままに疲れた。自分の時間が欲しい。』


< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

あわない目線
李璢。/著

総文字数/1,704

恋愛(その他)5ページ

表紙を見る
極上学園
李璢。/著

総文字数/2,504

恋愛(その他)7ページ

表紙を見る
the truth love
李璢。/著

総文字数/1,006

恋愛(その他)4ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop