人生の電車から
「え?一人旅?」
彼に今電話をかけている
「うん、楽しそうだから。」
「大丈夫か?普段からぼーとしてるからさ」
「うるさいなぁ」
「んじゃ、気をつけてな。メールはしてこいよ」
私は彼に嘘をついた
一つ目は楽しそうだからではなく今の現実から逃げたかったから一人旅にいくということ。
もう一つは気をつけて行けないかもと言うこと
すなわちもう二度と帰らない帰らぬ人になるかもということ
遺書に親の恨みを沢山綴って彼と本気で結婚したかったって書いてやろう。
みんなはただ反対されただけって言うけど、私にとってはとても重要で大切なことだった。
こんな私でごめんね
こんな私を愛してくれてありがとう
さようなら