四年間の片思い
「違うよ。優しくないよ。困ってたら助けるのが普通でしょ。」
「えっ。」
なんでこの人は私の思っていることが分かるんでろう。
「言葉に出てたよ。」
私はびっくりした。ニヤニヤしていた自分の顔を隠したくなった。
「ごめんなさい。」
彼は笑ってた。
笑顔が可愛いと思った。
でもこの笑顔どっかで……見たことが。
「そういえば1年生の教室ってどこ?」
彼がきいてきた。
「えっ。先輩じゃないんですか。」
彼女は目を大きくして驚いた顔をして、彼に言ったが、彼も同じにびっくりしていた。
2人は相手がびっくりした顔をみて、ハトが豆鉄砲をくらっているような顔を見て、笑っている。
彩南「ははははははは。」
悠斗「はっはっはっはっは。」
「俺は違う。1年生なんでけど・・・そんな年上に見てる?」
「そんなんじゃないです。大人っぽく見えたんです。年上って勘違いしてごめんなさい。」