Black Queen【1】
炎斬side
「ちょ!賢(ケン)さん!」
俺がバイクを運転していると、下っ端の奴が青い顔して横に近づいてきた。
「なんだよ!?」
「さっきの男後ろから、ついてきてますよ!?」
は?まさか…さっきバイクを蹴った奴が俺らのスピードについてきてるはずがない…。
それにさっきの男調べた所何も族に入ってないらしいし。
そう思ってバックミラーをみる。
「なっ!?」
バックミラーを見ると、確かにさっきの男が後ろにいた。