Black Queen【1】
「まぁまぁ、そんな眉間に皺よせんなって」
「そうだな」
ガチャ
幹部室に誰かが入ってきた。
「加那さん!!?鬼邪がせめてきました!」
下っ端が汗をかいて知らせにきた。
「鬼邪?」
時々いるんだよな~。
弱いのに、いきなり乗り込んでくる族。
「どうする?」
ソファに座っている奏が笑いながら聞いてきた。
「奏頼む。どうせ雑魚だろ?」
「りょーかい」
そう言って奏は、幹部室から出ていった。
どうせ余裕で片付けるんだろうなぁ~。
十分待っていると奏が帰ってきた。