Black Queen【1】
柚斗side


「あ?お前神牙の総長じゃねぇか」


銀竜の総長が俺を睨み付ける。


「…お前ら俺がいない間によくもやってくれたな」



「はっ、当たり前だろうが。こんな絶好のチャンス誰が逃すかよ」


「あぁ!?」


俺が怒鳴ると、銀竜の総長の肩がビクッと揺れた。



「な、なんだよ」


「あんまなめたことばっかぬかしてんじゃねぇぞ?こら」


「…。」


「全国No.10の族のくせに相変わらず卑怯な手ばっか使いやがって…殺ってやるよ。」



自分でもびっくりするくらい今までで一番低い声がでた。



銀竜の総長は、顔を青ざめて震えていた。




俺は、無性に腹たっていた。



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