Black Queen【1】
「炎斬が頼みこんだんじゃなくて…獣鬼が頼みこんだんですよ。」
蒼の言葉に全員?を浮かべる。
「だからですね?獣鬼は前から神牙を殺ろうと計画を立ててたんですよ。そこで、偶々炎斬が神牙に狙ってるという情報を聞きつけ、誘ったんですよ。」
「なんて誘ったんだ?」
優也が珍しく真剣な顔して聞く。
「一緒に神牙を殺らないかって」
せこい奴らだ。
「獣鬼はなるべく人数を増やしたかったんでしょうね。じゃないと、あんな下っ端の族誘うわけないじゃないですか。」
蒼が炎斬にたいして冷たい言葉をはく。
炎斬どんまい。
獣鬼は…徹底的に潰した方がよさそうだな。
「でも…銀竜の奴らはなんでいたんだ?」
私は疑問を蒼にぶつける。
奏が「あ」と銀竜の存在を思いだして声をだす。