Black Queen【1】
「きっと疲れたんじゃねぇか?たく、副総長のくせに情けねぇぜ。」
蒼の横で雅が奏を見て笑っていた。
「確かに久しぶりにあんな大人数と喧嘩したからなー…。私も疲れた。今日の所はもう解散しよっか。」
私がそう言うと雅が奏を起こして連れて帰った。
優也もそれに続いて帰る。
蒼も「じゃ、さようなら」と言って帰って行った。
一人になった部屋で煙草を取り出して吸う。
「ふぅー…」
煙草の煙が部屋に充満する。
一本吸い終わってから私も帰った。