Black Queen【1】


倉庫につくと幹部以外は優しく声をかけてくれた。


「加那さん心配しましたよ」

「何かあったのかと思いました」

「寝坊ですか?加那さん(笑)」


優しいなー…みんな。


と思っていたけど…前の幹部達を見ると「何遅刻してきてんだよ」オーラが出ていた。



こいつらにいっぺん優しさというものを教えないとな…。



取り敢えず「ごめんごめん」と謝っておいた。


「ま、どうせ寝坊したんだろ?」


奏が笑いながら言ってくる。


「るっせぇ」


「ほら、はやく海に行きましょう。行き方は優也が知ってるみたいなので、みんな優也についていってください。」

と蒼が言うと優也は

「みんな俺についてこいよ」

と威張っていた。



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