Black Queen【1】
柚斗からその話を聞いて私は驚いていた。
まさか…柚斗と過去出会っていたとは知らなかったから。
「ま、だから自己中かもしれねぇけど学校で俺以外に黒髪黒目の奴は気にくわなかった。他にも闇姫に憧れて黒髪黒目の奴がいたから茶髪に染めさせた。」
「…かなり自己中だね。」
そういや…初めて柚斗に出会った時『お前明日から茶髪に染めてこい』って言われたな。
でも、正直嬉しかった。
私の知らないとこで、そんな風に憧れられているなんて知らなかったから。
「でも、あれからもう一度闇姫に会ったんだ。」
柚斗のこの言葉を聞いて又驚いた。
…会ったけ?
全く記憶にない…。
どんなけ私って記憶力ないんだろ…。