Black Queen【1】
私はライターを取り出して立ち上がった。
すると、全員が私に近づいてきて周りに立つ。
私がライターをつけると、全員がそれに煙草を近づけて火をつけた。
「すぅー…」
煙草の煙を吸う。
「はぁー…」
そして肺まで回った煙を吐いた。
白い煙が部屋に充満する。
全員が私と同じ行動をした。
「お前らを信じてんぞ」
煙草の白い煙が充満してる中私の声が幹部室にやけに響いた。
私は最後にそう言って口の端を上げて笑った。