Black Queen【1】
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「えー…いきなり呼び出して悪かったな。お前ら」
私が喋りだすと、闇龍の何百人の奴らが一斉に視線をこちらに向ける。
「今日集めた理由は…知ってる奴らがほとんどだと思うけど…最強で最大なチーム『百鬼凰』が私達に喧嘩を売ってきた。」
私は息を大きく吸って又喋りだした。
「そして…今日秀人が殺られた。あいつらは動きはじめた。だから、こっちも行動に出ようと思う…」
私はそう言って栄留の方をジッとみた。
「今回は栄留を偵察隊に入れようと思う」
私の言葉を聞いて倉庫内が一瞬でざわついた。
「え!?俺が偵察隊に!?」
栄留本人もかなり驚いているようだった。