Black Queen【1】
「…お前牛乳ちゃんと飲んでるか?カルシウム不足じゃねぇか?」
男は笑いながら言った。
それを見て泰という男は、男の胸ぐらを掴んだ。
「…お前幹部の奴も一人殺られたんだぞ?」
男は泰という男の腕をグッと掴んだ。
「…確かにそうかもしれねぇが、こっちもあっちと同じくらい殺ってんだろ?」
「…っ。でもよ!?」
「そんな焦るな…。闇龍をあんまなめないほうがいい」
「…っ。」
「いずれ決着をつけるときはある。それまで待て」
「…わかったよ」
そう言って泰という男はスッと手を離した。