Black Queen【１】

電話

♪～♪～♪～


携帯の着メロが流れる。



｢あ？誰からだ？｣


携帯をとって画面を見ると知らない電話番号が表示されていた。


でるべきか、でないべきか悩んだが出ることにした。


｢はい｣


『闇龍の総長さんですか？』


気味の悪い声が私に届いた。


｢あ？誰だてめぇ!?｣


『百鬼凰の頭とでも言っときましょうかね…？』


｢頭…、てめぇ何のようだ!?｣


頭が直接かけてくるなんて…。

それに何故私の番号知ってんだ!?


『そちらの副総長さん今どちらにいるでしょうかね』


｢あ？｣


奏がどこにいるだと？


『〇〇橋の下に行ってみてください。』


最後に百鬼凰の頭はそう言ってブチッと電話をきった。


｢…ぉ、おい!?｣


〇〇橋だと？

なんかあんのか？