Black Queen【1】



ー…それから三日後



私にかかってくる電話は、ほとんど悪い情報ばっかだ。


そして今日も


電話がかかってきた。


~♪~♪~♪


『はい?誰?』



『兄貴が…運ばれた』



『え?』


よく聞こえなくてもう一度聞き返した。


『兄貴がやべぇ…』


聞こえてきたのは寿二の消え入りそうな弱々しい声だった。














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