Black Queen【1】
「「「「「お疲れしゃーす」」」」」
私達が倉庫の中に入ると闇龍のみんなが挨拶してきた。
「お!なんか久しぶりだな」
あ…そう言えば奏は退院してから初めて倉庫に来るんだよな。
横を見ると奏は嬉しそうに笑っている。
「あ!奏さん!!」
「奏さん怪我はもう大丈夫なんすっか!?」
「奏さーん!!」
みんながみんな奏が帰ってきたことに喜んでる。
「おぅ!もう元気もりもり」
奏もそれに笑顔で答えてる。
「お!奏!」
幹部室から優也が出てきた。
「優也!!」
「お前なに殺られてんだよ!ぎゃはははは」
「てめぇ!…たく相変わらず変な笑いかただな!」
「奏に言われたくねぇよ!ぎゃはははは!」
「いや、俺普通だから」
「はいはい、優也は少し静かにしてください。」
やっぱりここで二人を静めるのが蒼。
蒼が二人の間に入った。
すると
優也の笑い声もピタリとやんだ。
さすが蒼。…殺気だしすぎだろ。気がつくと優也以外のみんなも口を閉じていた。
「奏おかえり」
「ん、あ…ただいま」
「ほら、加那さんも奏もはやく幹部室に入ってください」
「え?俺は?」
優也のそんな声も無視で、蒼は私達が幹部室に入るとバタンと扉を閉めた。
まさに冷血男…。