Black Queen【1】



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そして三日後。


「いいからさっさと出せや!!」


鉄二が黒龍の幹部を引き連れて闇龍の幹部に怒鳴ってきた。


「…」


私は煙草を取り出して火をつけた。


煙がユラユラとまう。


「はよ出せや!?こっちも怪我人たくさん出てるんだぞ!?そんな中裏切りもん探すん大変やったんやぞ!?」

鉄二がさっきより大きな声で怒鳴り出す。

「…」


「加那黙んじゃねぇよ?信じたくないかもしれねぇが…」


「…」


ふぅーと鉄二の顔面に煙草の煙を吐いた。



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