Black Queen【1】
だから決して怪しまれない為にも嘘をつかなければならない。
でも、さすが…神牙の総長。気づくのがはやい。でも、普通はあんな所見たら誰でも気づくか。
私が少し黙っていると
「そういや要は吉川奏とも仲えぇねんで~?なぁ要!」
明希がとんでもない事を言い出した。
こいつ…まじ空気よめねぇ…。
「吉川奏!?あの闇龍の副総長と仲がいいんですか!?」
陸が驚いた顔で、こっちを見る。
ここはクラスの奴らにも見られたし正直に言うか…。
「あぁ、そうだけど」
「吉川奏と…。もしかして…要さんが入ってる族って闇龍なんですか?」
さすが陸…。中々鋭い。