キミノカケラ
一気に視線が集中する。
「う……」
「あーっ!戻ってきたぁ!」
「心配したんだよ?」
「もう帰っちゃったかと思ったし!」
私が出て行った時からビンゴが進んでない……。
待っててくれた、のかな。
「よし!続行だ!」
いきなりミヤビくんが黒板の前に行き、紙を引いた。
「5だ!」
私はゆっくり席に戻り、カードを見た。
あ…………。
「ビンゴの人いるー?」
「さすがに3回目だしいないっしょ」