キミノカケラ


「別にい……いいけど」


「本当!?ありがとおっ!」



パァッと明るくなる奈々の表情は、こっちまで明るくなる気がする。



机を合わせ、向かい合うように座る。



「みんな部活とかで忙しいらしくてさ。結城ちゃんと私の2人しか出来ないんだ」



そっか。


今日からだっけ仮入部。



私は部活入る気ないから聞き流してた。


部活っていっても、得意なものないし、運動は苦手だし。


やっても意味ないかなーとか思ったり。



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