屋上パノラマ
そう言い私から手を離す2人。
そして私だけを残し、トイレの個室から出た。
私も出ようと思ったが、一足速く外側からドアを押さえ付けられ出れなかった。
「ねぇ……ねぇー!出してよ!!」
私はドアをバンバン叩く。
けどギャル達は、こんな私を馬鹿にしたように笑う。
「あはは…!!ごめんね~……今から良いことするから♪」
「え、ちょっ……待っ」
「さぁ~ん、にぃ~……」
彼女達は笑ながらカウントダウンを始めた。
「やっ……やめて!!お願い…」
「いぃ~ち………」
「ゼロ。」
――……ザバーーっ…