屋上パノラマ
「あんた、何かすげぇー平気そうな顔してんじゃん。」
ギャルが小さくニヤッと笑う。
私は背筋が凍った。
「……お前を痛い目に遭わしてやる。」
そう呟くと、3人が私を一斉に突き飛ばした。
「……ったぁ。」
硬い廊下に倒れた私は顔を歪める。
お尻にズキズキとした痛みを感じる。
「なっ……なにす」
「黙れ!!」
今度は私の腕を引っ張り、近くの女子トイレに連れ込まれた。
周りにいた人達が私達を可哀想なモノを見る目で見ていた……