私の好きな人-ハツコイ-
「ごめん藤崎!
俺行くわ!!」
焦りながら靴を履き
走りながら去って行った。
「あ…」
(行っちゃった…。)
名残惜しそうに見つめ
ながら宮田君の指が、
触れた右手を見つめる。
“仲良くなれてよかったよ”
この言葉が今でも、
胸の中に残ってる。
(私も帰ろう)
靴を履きながら今日の
出来事を振り返る。
玄関を出て、グラウンド
の方に顔を向けると宮田
君と目が合った。
(やっ、やばっ!!)
思いっきり顔を逸らしてしまった。
もう一度ゆっくり顔を上げる。
すると私に気づいた宮田君が
「じゃあな藤崎!!またニ学期に!!」
宮田君が大きい声で、
手を振りながら私に言う。
サッカー部の部員が、
びっくりして交互に私
と宮田君を見てる…。
(声大きいよ。)
苦笑いしながら私は
手を振り返す。
やっぱり私、好きだな。
宮田君の事好き。
夏休み初日に補習って
嫌だったけど補習に感謝した。
もし今日学校来てなかっ
たら宮田君と話せなかった。
きっと、こんな風に仲良くなれなかった。
(感謝、感謝)
空を見上げると雲一つ
ない青だった。
太陽が眩しい。
私は片道30分の道のり
を自転車で帰って行った。
二学期はもっと仲良く
なれたらいいな。
そんな事を思いながら。
俺行くわ!!」
焦りながら靴を履き
走りながら去って行った。
「あ…」
(行っちゃった…。)
名残惜しそうに見つめ
ながら宮田君の指が、
触れた右手を見つめる。
“仲良くなれてよかったよ”
この言葉が今でも、
胸の中に残ってる。
(私も帰ろう)
靴を履きながら今日の
出来事を振り返る。
玄関を出て、グラウンド
の方に顔を向けると宮田
君と目が合った。
(やっ、やばっ!!)
思いっきり顔を逸らしてしまった。
もう一度ゆっくり顔を上げる。
すると私に気づいた宮田君が
「じゃあな藤崎!!またニ学期に!!」
宮田君が大きい声で、
手を振りながら私に言う。
サッカー部の部員が、
びっくりして交互に私
と宮田君を見てる…。
(声大きいよ。)
苦笑いしながら私は
手を振り返す。
やっぱり私、好きだな。
宮田君の事好き。
夏休み初日に補習って
嫌だったけど補習に感謝した。
もし今日学校来てなかっ
たら宮田君と話せなかった。
きっと、こんな風に仲良くなれなかった。
(感謝、感謝)
空を見上げると雲一つ
ない青だった。
太陽が眩しい。
私は片道30分の道のり
を自転車で帰って行った。
二学期はもっと仲良く
なれたらいいな。
そんな事を思いながら。