私の好きな人-ハツコイ-
プリントを持つ手が震える。
緊張してるんだ…。
「はい。」
そう言ってプリントを
渡そうとした時、宮田君の指が触れた。
ほんの少し触れただけ。
なのに私の指凄く熱い…。
熱があるみたいに…。
「藤崎、どしたの?」
宮田君の声を聞いて我にかえる。
「何でもない。」
ぶっきらぼうに私は答えた。
(宮田君、私の事どう思った?きっと話しかけづらいって思ったよね。)
だって話しかけられても
私はこんな感じだし…。
嫌なやつって思われてしょうがない。
マイナス思考な事ばっか
考えて自分が嫌になる。
「俺コピーしてくるから、
藤崎待ってて。」
一言言って宮田君は職員室に走り出す。
「あたしは帰るよ。」
夏美の声が遠く聞こえる。
こんな近くにいるのに。
しょんぼりした私を見て夏美が続ける。
「宮田は馬鹿だから
何も思ってないよ。」
「夏美…」
優しい声に安心感を覚える。
私は泣きそうな目で夏美に抱き着いた。
「あんた帰らないと、いなさいよ。」
「…わかった。」
「じゃあね。」
そう言い残して帰る夏美。
少しお姉さんぽく見えた。
本人に言ったら、
調子に乗りそう…。
緊張してるんだ…。
「はい。」
そう言ってプリントを
渡そうとした時、宮田君の指が触れた。
ほんの少し触れただけ。
なのに私の指凄く熱い…。
熱があるみたいに…。
「藤崎、どしたの?」
宮田君の声を聞いて我にかえる。
「何でもない。」
ぶっきらぼうに私は答えた。
(宮田君、私の事どう思った?きっと話しかけづらいって思ったよね。)
だって話しかけられても
私はこんな感じだし…。
嫌なやつって思われてしょうがない。
マイナス思考な事ばっか
考えて自分が嫌になる。
「俺コピーしてくるから、
藤崎待ってて。」
一言言って宮田君は職員室に走り出す。
「あたしは帰るよ。」
夏美の声が遠く聞こえる。
こんな近くにいるのに。
しょんぼりした私を見て夏美が続ける。
「宮田は馬鹿だから
何も思ってないよ。」
「夏美…」
優しい声に安心感を覚える。
私は泣きそうな目で夏美に抱き着いた。
「あんた帰らないと、いなさいよ。」
「…わかった。」
「じゃあね。」
そう言い残して帰る夏美。
少しお姉さんぽく見えた。
本人に言ったら、
調子に乗りそう…。