ー紫神(シガミ)ー
笑み

 「…何してる?」

 敵意のない言葉に、赤毛の少女は振り返った。

 手には紙を二枚持っている。

 「ああ、それか。面白いでしょ?」

 銀髪を揺らし、茶神は笑った。

 「面白いなど、思ってもいないくせに。」

 茶神は少女の言葉に笑った。

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