true melo♪y




私が「ごめんね〜」と、しばらく沙希の肩を揺らしていると




「なに?」




と機嫌が少しは治ってくれたのか
私に短い、本当に一言で質問してくれた。




多分、肩を揺らされることが
いい加減嫌になったんだと、
心のなかで少し思ったんだけど…




―それは、無視






「え〜っとですね…




      私…




雪さんのことが、好きかもしれないってことです」





私は沙希に、思い切って隠していたことを言ってみた。




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