true melo♪y
すると、その足音が俺の後ろで急に止まると
俺の右手が捕まれて、後ろに引かれた。
そして、その勢いで俺は後ろに振り向かされ
そこにはなぜか、オープンカフェにいるはずの瑠美がいた。
―えっ、なんで瑠美?
そんなことを考えていると、
俺はいつの間にか瑠美とキスをしていた。
唇に感じる、瑠美の柔らかい唇
―…マジ?
俺は突然起きたことが凄すぎて
訳が分からなくて、唖然として
目を思いっきり見開いていた。
そして、瑠美はいつの間にか俺の首に手を回していた。
そんなダサい俺が、ふと瑠美の少し向こう側を見ると
そこにはいないはずの、結菜がなぜかいたんだ。