true melo♪y




「うん…、よくわかんないとこ」





私は辺りを見渡し、見覚えがないのでそう答えて





「わかった。今から行きます」





と私は沙希の誘いに泣きながら、なぜか敬語で答えるた。





「いい、結菜。気をつけてきな」





と沙希の優しい言葉に「…うん」
と私は小さい声で返事をして





電話を切ると、何も考えずに
ただ、沙希の家に向うために





少し重い腰をあげ、私はベンチから立ち上がり





重い足を一歩踏み出し、歩き出した。






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