true melo♪y





「別にそんなことは全然平気だよ、雪


俺たちはバンドっていう枠から飛び出るくらいの、深い仲間なんだからさ


どんだけメンバーが迷惑かけたって、俺たちは仲間のことなら


誰だって、迷惑だなんて思わないだからな


だからさ、気にすんな


そんなこと考えてる暇があるんなら、お前は結菜ちゃんに想いをぶつけることだけ考えとけ


俺たちは応援してっからさ〜」





と笑いながらケンさんが言ってくれた言葉は、俺の緊張を少しほどいていた。




それに、すごくうれしかった。




俺の個人的な我儘なのに、それを迷惑だと言わずに応援してくれたから





「はい、わかりました」




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