true melo♪y



「なぁ、結菜」





私は笑っていて、雪さんがいつの間にか近くにいることに気づかなかったので





「はい?」





と少し驚き気味に私が返事をすると、私の唇は雪さんの唇によって塞がれた。





うん、私たちキスしてたんだよね




雪さんの暖かさが伝わる、顔が赤くなるのが分かる




不思議な感じ





「もう、離さないから
俺のそばにずっといて下さい」





雪さんは唇を離すと、そう言ってくれた。





なんか恥ずかしいけど、私も言ったんだ。





「はい




私のそばからも離れないでね






           …雪っ」








これから、始まる




俺と





私の





『true melo♪y』







< 363 / 392 >

この作品をシェア

pagetop