思い出はあなたの中に
「じゃあ後は信治くんに任せて私はくつろいじゃお」
「おい!」
ヒトミはリビングのベッドに腰掛けた。
「ふふ。楽しいね。信治くん。こんな時間がずっと続けばいいのに」
「続くだろ。これからも一緒にいれば。」
「何それ?プロポーズ?」
「なっ!そんなんじゃないけど…!」
「赤くなってる」
クスクス楽しそうにヒトミは笑った。
オレも思う。
この先何があってもヒトミと共に過ごして行きたいと。