思い出はあなたの中に
焦った。

すっかり忘れていた。

「藤沢くんがやってないなんて珍しいね。見せてもらおうと思ったのに」

「どうせ彼女といちゃついてたんだろ。ナギサちゃん、オレやったけど見る?」

完全に下心ありのマコトの提案を無視しナギサは別のところに、食いついた。

「彼女?藤沢くん彼女できたの?」

「あぁまぁ。」

「そうなんだ。同じ大学の子?」

「違うよ。」

「噂だと美人らしいよ。」

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