思い出はあなたの中に
いやな考えが頭の中を駆け巡る。

ナギサ、マコト…

一体何があったんだ。

見えない恐怖がすぐそこまで来ていて、オレもすぐに飲み込まれてしまうのではないか。

急にそんな思いが込み上げてきた。

雑念を振り払うようにオレは軽く頭をふるった。

変なことを考えるのはやめよう。

何か手掛かりがあるかもしれない。

散らかったマコトの部屋にオレは足を踏み入れた。
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