思い出はあなたの中に
オレは恐る恐る声をかけた。

押し黙ったままのヒトミの顔を見た。

その顔は


笑っていた


「ふふふふ。あはははは!」

狂ったようにヒトミは笑った。

「あんたまでそんなこと言うのね。残念だけど私は愛じゃない。私はヒトミよ!愛はあの時死んだんだ!あんたが殺したんだ!」
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