思い出はあなたの中に
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なぜ愛が死ななければならないのか

死ぬべきなのは私なのに

事故か他殺か

クラスメイトといったのになぜ誰も愛を助けなかったのか。

愛がいないことを疑問に思う人はいなかったのか。

それを知りたくて私は愛になった

茶色い脱色した髪を、愛のように漆黒に染め直した。

そして私は父の元へ向かった。

愛の振りをして犯人を探し出すと告げようと思った。

しかし私の姿を見た父は愛と勘違いしたのだ。
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