思い出はあなたの中に
第13章
いきついた先は小さな部屋だった。

薄暗い部屋はむっとした空気に包まれている。

ここは地下なのか?

よく見ると足元は土になっている。

ここは外とつながっているのかもしれない。

虫たちは同じ方向に向かって進んでいる。

部屋の先に一体何があるんだ。

恐る恐る先へと足を進める。
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