思い出はあなたの中に
その先には鉄の扉があった。

虫は扉の隙間から先へと進んでいた。

開くのか?

オレはゆっくりとそのドアを押した。

この先は外につながっているのだろうか。

ぎいと気味の悪い音を立てながら扉が動いた。

中を覗くが、薄暗いそこが外につながっているのか見当もつかなかった。

その時中からうっという唸り声が聞こえた。

何かいるのか。

オレは中に足を踏み入れた。

そこいたのは

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