思い出はあなたの中に
さっきはあんなにすんなりあいたのに

足に虫がまとわりつく。

虫が体内に侵入しているのが分かる。

しかし恐怖で痛みどころではなかった。

どこか逃げ道はないのか

必死で逃げ回った。

壁伝いに逃げ道を探した。

「助けてくれ…!」

すると急にすがっていた壁が崩れた。

「うわあ」

オレは崩れた壁とともに前に倒れた。

見上げると

「月だ…」
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