思い出はあなたの中に
第14章
くすくすとヒトミは笑った。
「信治くん、マコト君は?まだ生きてたんじゃないの?」
「ヒトミ…頼む助けてくれ…オレは死にたくない!死にたくない!」
「また見殺しにしたんだ」
淡々とヒトミは言った。
「違う!オレは…!」
どんなに振り落としても、虫がオレの体にまとわりつく。
いやだ!いやだ!
先ほどのマコトの姿が目に浮かんだ。
オレもああなるのか…?
「信治くん、マコト君は?まだ生きてたんじゃないの?」
「ヒトミ…頼む助けてくれ…オレは死にたくない!死にたくない!」
「また見殺しにしたんだ」
淡々とヒトミは言った。
「違う!オレは…!」
どんなに振り落としても、虫がオレの体にまとわりつく。
いやだ!いやだ!
先ほどのマコトの姿が目に浮かんだ。
オレもああなるのか…?