LOVE×LOVE×LOVE





普通は注意するとこだろ…。


そう思いながらも、とりあえず自分の席に腰を下ろして、HRの内容を曖昧に耳に通す。




でも、それも途中からは全く聞こえてこなかった。



こんな早くには会えないと思っていた彼女がいるのだ。


自分の斜め前の席に…。


席順が書かれている前の黒板に視線を移すと、彼女の席には。
《柊 奏》と書いてあった。





まさか、一緒のクラスになれるなんて予想外過ぎて、気のせいだと思っていた。



けど、何度見直しても印象的なブロンドヘアーは彼女のものだ。


あれだけ印象に残っているんだ、見間違いじゃない。






でも、まさか―――。


俺の××まで彼女に気があったなんて。


この時の俺には知る由も無かったんだ。





< 5 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop