君と僕のメロディ
第一楽章
俺のメロディ
放課後の誰もいない教室。
俺はこの時が好きだ。夕日の光でオレンジ色に染まる世界、そのなかでもいっそうオレンジになる教室。そこに風が吹けば最高。
誰もいない、というのも好きな理由。
-ここはすでに俺のパラダイスと化した!
なんて思う。
俺はギターを弾くのが趣味だ。そして、曲を作り、自分自身で歌う。が、上手いかどうかは分からないが。
時計をちらっと見る。
-6時か…、そろそろいいかな?
俺は自分のパラダイスをほっぽりだし、自分の愛用のギターを持って教室を後にする。
コツコツ、足音一つ。
階段上がって3階の第3音楽室へ。
第1、第2、第3とある音楽室。1と2は普段から生徒が多く使っているため、俺は好まない。が、第3はピアノ一つあるだけでシンプルな部屋だ。しかもほかの部屋とは違って狭いため、授業として使われることもなく、今は物置になっている状態だ。そんな部屋は俺にとってはもっとも愛してやまないところだ。俺は人ごみが嫌いらしいな。
第3音楽室はいつもならば誰もいないはずだった。
が、今日はどうも違うらしい。なぜならピアノ音が響いている。さて、どうしたものか。この場から去るべきだろうか、と迷っていたが。そんなものはすぐに答えに至った。
こいつにあってみたい。
ドアを開ける。
俺はこの扉一つで運命が変わるとも知らずに。
音符が1つ。
俺はこの時が好きだ。夕日の光でオレンジ色に染まる世界、そのなかでもいっそうオレンジになる教室。そこに風が吹けば最高。
誰もいない、というのも好きな理由。
-ここはすでに俺のパラダイスと化した!
なんて思う。
俺はギターを弾くのが趣味だ。そして、曲を作り、自分自身で歌う。が、上手いかどうかは分からないが。
時計をちらっと見る。
-6時か…、そろそろいいかな?
俺は自分のパラダイスをほっぽりだし、自分の愛用のギターを持って教室を後にする。
コツコツ、足音一つ。
階段上がって3階の第3音楽室へ。
第1、第2、第3とある音楽室。1と2は普段から生徒が多く使っているため、俺は好まない。が、第3はピアノ一つあるだけでシンプルな部屋だ。しかもほかの部屋とは違って狭いため、授業として使われることもなく、今は物置になっている状態だ。そんな部屋は俺にとってはもっとも愛してやまないところだ。俺は人ごみが嫌いらしいな。
第3音楽室はいつもならば誰もいないはずだった。
が、今日はどうも違うらしい。なぜならピアノ音が響いている。さて、どうしたものか。この場から去るべきだろうか、と迷っていたが。そんなものはすぐに答えに至った。
こいつにあってみたい。
ドアを開ける。
俺はこの扉一つで運命が変わるとも知らずに。
音符が1つ。