I miss you...
その日の帰り。


まだ明るかったからちょっと遠くなるけど、3人で帰った。



2人はたまに後ろを振り返って私に言う。



『大丈夫ですか?』



多分、話に入らない私を気にかけたのだろう。


『あぁ、ウチは大丈夫やで』



大丈夫なわけないんやけど。



大丈夫じゃないって言ったら、メンドーなヤツって思われそうだったから。




大丈夫じゃなくても、こう答えるしかない。






そして、事件は起こった。


友達の家に着いて、私とキミとで待ってる時。



まぁ色々あって、私はキミの事が好きっていうのがもうバレていたんだ。




『どんくらい分かってるん?』

『1~10のうち、5くらいまでちゃう?』

そう言った後、私は耳を近づけた。

するとキミも近づいて言った。


『気まずくならない?』

『うん』



『○○が、俺の事好きとか?』




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