笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「俺仕事戻るから。」

「…抜けてきたの??」

「…誰がお前なんかのために仕事を投げ出すか。
休憩時間だ。」


でもわざわざ…あたしを気にして戻ってきてくれたんでしょ?


「あ、ありがとう…。」

「…あぁ。」


そう言うと、汰一は部屋を出て行った。


「…いつまでこうしてんだ??」


と彰が言う。


「…あっ。」


あたしは勢い良く彰から離れた。


「ご、ゴメン…。」


ヤバッ、恥ずかしいぃい!!!


「ん~…やっぱ俺ゲイなんかな。」


と呟く彰。


「へっ!?」

「俺さ、コウが好きっつーか気になるっつーかいいなと思うっつーか…。」
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