笑顔のしるし~SMILE☆STAR~
「うっ…っ…たっ…汰一のバカぁあ~。」

「ちょっ、虹姫!? なんで泣くのぉ~??」

「うっ、嬉しくてっ…。」

「「??」」


首を傾げるナカと彰。


ホッとしたの。

もしもね、悪化してて、治りが遅くなったらと思うと…すごく、怖かったの。


「本物の馬鹿だお前は。」


と言いながら、汰一はそっとあたしを抱き締めた。


「汰一のせいじゃんかっ…。」


顔は見えなかったけど、汰一は優しく笑ってるんじゃないかと思った。

ナカと彰も小さく笑っていた。


…が。

実際、汰一は意地悪く笑っていたし、
ナカと彰は拳を作っていたことは、まだ内緒☆

虹姫は知らない…☆
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